こんにちは!マーモットです。
フランス版ハローワーク、「Pôle emploi」への登録を済ましてきたので、すること、手順をまとめたいと思います。
Pôle emploi とは?

Pôle emploi とは、仕事探しや失業手当の受給などで全てのフランス人が関わる職業安定所です。
労働が許可された滞在許可書を持っている人は、16歳以上(学生でない)であれば誰でも Pôle emploi に登録することができます。私を含めてフランス人の配偶者としてフランスに住む外国人も、もちろん登録できます。
登録は義務ではありませんが、失業手当がもらえたり、勉強会や相談、求人の情報など仕事探しに関して様々な支援を得ることができるので、フランスで長期住んで働くつもりがある人は登録することを強くお勧めします。
Pôle emploi への登録
滞在許可書に記載されているNuméro étranger( numéro AGDREF)があれば、Pôle emploi のインターネット上のサイトから登録することができます。
登録の最後のステップで3つの面接日時が提案されるので、そこから自分に都合の良い日時を選びます。登録後しばらくすると召喚状が来ます。
そして登録後はPôle emploi に直接出向いて面接をします。
インターネット上での登録では多くの質問に答えなければいけず、資格や、高校や大学での専門などは日本とフランスでは結構違うので困りました。なので、そんな時はひとまず適当に似ているものを選択していきました。
Pôle emploi での面接
面接持ち物
Pôle emploi に向かう際、最新のCV(履歴書)と、あれば自分の経歴や資格を示すものを用意します。
面接でしたこと
Pôle emploi の面接でしたことは大きく分けて以下の3つでした。
- ネット上への登録内容について過不足がないか見ていく。
- CVと照らし合わせて自分の資格や能力、経験を確認して、希望する職種や分野を明らかにする。
- 必要に応じてその他の面接や講習会、会合を提案してもらう。
1.では、インターネット上で行った登録の内容を確認して、訂正するべきことがあればスタッフが指摘してどうするべきか教えてくれるので、インターネット上での登録で分からないところがあっても心配いりません!
2.私の場合は、
- まだ大学を終わっていないので資格はない(そもそも日本の大学を卒業してもフランスでは意味があまりないですが)
- 今まで日本でも就職経験がない(学生バイトのみで飲食がメイン)
- 妊娠中
という条件から、今のところCDD (期限付き雇用)もしくは臨時雇いの仕事、特にレストランのウエイターなどの仕事を探す、ということをスタッフと共有しました。
また、CVも直すべきところをチェックされました。
3.私は将来できたら日本料理のレストランを出したいという考えがあるので、企業したい人のための講習会を提案してもらいました。
そして、フランスの仕事市場についてまだあまりツールを持っていないので、フランスの仕事市場に入っていくための面接と会合も提案されました。
面接感想
スタッフは優しくテキパキとし、面接も軽く、約1時間の面接をいい気持ちで終えることができました!
なみに今まで会ったPôle emploi のスタッフは皆優しくいい感じの人達ばかりでです。
日本のハローワークと同じで、フランスのPôle emploi も役に立たないとよく批判されますが、それはどこでも同じでしょうがないとして、せっかくのサービスだから利用して損はないと思います!
すぐに働くつもりがなくてもまずPôle emploi に登録しよう!
「主婦」は仕事がない人と見られ、女の人でも関係なく働くのが普通のフランスでは、まず職業安定所への登録をして、仕事への扉を開いておくことが重要です。
また最初に言ったように、仕事へのコネクションを開けるためだけでなく、失業手当など仕事に関する各種手当を受け取るためにも登録はした方がいいです。
他にも、フランスでは移民の統合のためにも仕事は必須だと考えられていて、移民局の講習その他の様々な場面で仕事のことが説明されます。
外国人としてフランスで生きる上で、社会に統合するための第一ステップとして、また周りに積極的な姿勢を示すためにも、Pôle emploi への登録は大事です!