フランス仕事

【解説】フランスで2年間就活に苦戦していた私が、やっと就職にたどり着いた方法。

スポンサーリンク

こんにちは!マーモットです。

この度、念願のブランジェリーで働けることになりました!

フランスに来てから、インターネット上の求人に応募したり、パン屋に直接行ってCVを渡したり、というのをちょこちょこと2年ほど続けていました。

しかし、経験のない私は見向きもされず、「最初は研修のためにただ働きもできます!」と言っても「初心者や研修者は取りません。他にも沢山候補者はいるので。」と言われて終わり、という日々が続きました。さらにそこにコロナ渦。

そんな状況でどうやってブランジェリーで採用されるにいたったのか、というのを紹介したいと思います。私のような長い苦しい道のりをショートカットできる人が増えることを願って。

採用に至ったポイント

  1. 仕事の探し方をガラッと変えた
  2. 求人への応募、面接で気を付けたこと

Formation en alternanceという形態を選んだ

Formation en alternanceとは、働きながらフォーマシオンを受けるタイプ。見習いのような感じですね。会社で働く、学校で研修する、の二つを同時にします。

例えば私の場合、週5日のうち、週4日はパン屋で働き、週1日は学校で接客などのフォーマシオンを受けます。

仕事の契約形態としては、Le contrat d'apprentissageで、CDI(un contrat de travail à durée indéterminée 期限無し雇用)か、CDL(un contrat de travail écrit à durée limitée 期限有雇用)になります。16歳~30歳の方ができる契約方法で、研修期間は6か月~3年です。

会社から出る給料は正規より少ない(といっても私の場合、フランスの手取り最低賃金1231€に対して手取り1100€以上もらえます。詳細はあとで説明しますが、こちらをクリックで飛びます。)ですが、初心者を採用したくないパン屋も、「学校で研修しながら見習いとして正規より安い給料で働きますよ!」という事で、採用のハードルが下がるかも、というメリットがあります。また、一度経験ができると次回からの職探しに有利にもなります。

(フランスでは役職でない限り、最低賃金のことが多いです。サービス業・販売業・事務仕事・飲食、全て最低賃金が多いので、まず前提として最低賃金でも普通です)

また、どうやらapprenti(見習い)を雇わないと会社側の納税金額が高くなる決まりがある他、現在(2021年時点)apprentiを雇うことに関して会社側に各種補助金が出る制度ができたので、Formation en alternanceを探す方に追い風のようです。

 

結局、パン屋の販売にさえも経験者しか取らないフランスの現実を見て、私はこの形態で求人に応募していくことに方向性を変えましました。そうしたら運もありますが、2か月で採用に至りました。

未経験・外国人のステータスで経験者・フランス人と同じ土台で戦おうとしても特にこのご時世結果は見え見えなのに、それを軽く見て2年間そんなやり方を続けて時間を無駄にしてしまい、後悔しています。

では次は、どうやってFormation en alternanceで探して行けたかを紹介していきます。

Mission locale(garantie jeune)からformation en alternance

Formation en alternanceのフォーマシオンをしている学校はいくつかあり、フォーマシオンを紹介しているサイトやpole emploiなど職安系機関で情報を得ることができます。

フランスでのFormation(フォーマシオン) の探し方・サイトを詳しく紹介

私の場合は、Mission Localeという16歳~25歳の若者就職支援の機関の一つの措置「Garantie Jeune」から、販売職のFormation en alternanceのフォーマシオンをしている学校の情報をもらい、アクセスすることができました。

Formation en alternanceの給料

Le contrat d'apprentissageの場合、給料は年齢によって変わります。最低賃金の何パーセントかという決め方です。

年齢が上がれば上がるほど、契約1年目より2年目、2年目より3年目の方が給料が高くなる仕組みです。
ちなみに26歳以上は最低賃金まるまる貰えます。

alternance professionnelle- salaire d'un apprenti en 2021

私の場合、月収は24歳、1年目で最低賃金の53パーセントの823,93€です。「えっ!安!」と思いませんか?週一で学校としてもフルタイム勤務なんですから。

しかし、実際は少し違います。

フランスの最低賃金は月1 554,58 €ですが、社会保障費その他諸々を引くと手取り1231€。

一方、Le contrat d'apprentissageは社会保障費その他諸々が引かれないので全額そのまま手取りです。

また、自分は先ほどちらっと述べた「Garantie Jeune」という措置に属しているので、そこからも給付金(給料として換算されないので手取り)をもらえます。私のLe contrat d'apprentissageの給料823,93€から計算して受け取れる金額は大体200€以上。合計1100€以上もらえる予定です。

最低賃金の手取り1231€に対して私のLe contrat d'apprentissageの手取り1100€以上、5日中1日は学校でと考えると、そんなに悪くはない給料だと思います。

結局25歳以下で最低賃金を貰えない場合でも、この場合は「Garantie Jeune」の措置で、ある程度の金額が保証されるシステムがあります。

「Garanti jeune 」ではなくても、他にも探せば補助金をプラスで貰いながらできるものもあるかもしれません。フランスには多様な支援措置が埋れています。

Formation en alternance以外のアプローチも考えよう

Formation en alternance以外にも、フランスには他にも給付金がもらえるフォーマシオン(Formation)が沢山あります。専門学校系のものだけでなく、Webデザイナー、Webマーケティング、ITコンサルタントなどの分野まで揃っています。

なので、年齢的にFormation en alternanceはできない、という方も、違う形でアプローチができます。

いきなり就活よりも、フォーマシオンから始めた方が逆に近道になることも、ものや状況によっては大いにあり得ます。

近年はフランス人でさえフォーマシオンをしてもそれからが仕事が見つからない、というのがざらなシビアな状況ですが、何も見つからずに給料もないよりは、給付金をもらい、さらに学んで就活に有利になった方が良いですよね!

 

フォーマシオンの探し方、探せるサイト、種類を解説している記事はこちら

【必見!】フランス給付金有のFormationの種類&見つけ方(仏語初心者、専門学校、Web系まで)

こんにちは!マーモットです。   お金を稼ぎたいけどフランスでなかなか仕事が見つからない... そんなとき、就活を一度中断してフォーマシオン(Formation)を探してみるのも手です。キャ ...

続きを見る

 

重要なことは、今までの就活の仕方を見直してみて、不利な状況をカバーできる方法を色々考えてみることです。自分の場合は、そのまま正面向かって応募するのではなく、ステータスをApprentisage(見習い)と格下げすることで比較的スムーズに行きました。

求人への応募・面接でしたこと

コネではなく一般的な求人サイト「Indeed」

フランスで就活はコネが大事ですが、自分は求人サイトIndeedから応募して採用されました。

求人サイトは応募する人が多く、そこから採用は無い話、と思っていたのでびっくりしました。

近頃は応募者が100人超えとかもあったので。

そんな中で、なぜ採用されたのか考えると

  • 求人掲載から1日以内の応募
  • CVのデザインを凝る
  • Lettre de motivationは頼まれていないけど提出した
  • Lettre de motivationも少し凝る(他の候補者との差別化)

であったのかと思います。

フランスでは、最初に来た候補者が良いな、と思う人だとそれ以降の候補者の履歴書はもう見ない、ということがあります。(応募者の一人目になるのが重要、とよく言われます。)

また、採用担当者がCVを良いかどうか判断する時間は、10~15秒と言われます。それだけCVは重要なのに、デザイン系や高度な職ではない、パン屋の販売のような基本的な職種の場合、CVも同じような印象に残らないものが多い傾向にあります。そこで、ある程度デザインにこだわった私のCVは違いを出すことができたのかな、と思います。

最後に、Lettre de motivationは頼まれていなくても出した方が良いです。
CVだけでなくLettre de motivationも、採用者の目に留まるよう、他の候補者と少し差別化を図ろうとしました。

 

CVの書き方はこちらで解説しています

【徹底解説】フランス履歴書CVの書き方ーコツと注意点も

こんにちは!マーモットです。   フランスで仕事をしたいときに必ず必要なのが、CV(履歴書)。 非正規雇用やパートタイムなどの形態で働く場合はCVだけで良い場合が多く、Lettre de m ...

続きを見る

Lettre de motivationの書き方・例文はこちらから(どうやって差別化をしたかも書いています)

【フランスで就活】Lettre de motivation(志望動機書)の書き方・例文付き

こんにちは!マーモットです。   フランスで求人に応募するには、手作りのCV(履歴書)が必須で、それプラスLettre de motivation(志望動機書)が求められることもあります。( ...

続きを見る

面接では自然なポジティブさを出す

今までは面接で緊張しすぎて(時に空気を読まない)変な張り切り、変なポジティブさを出していました。

しかし今回は、面接する方もリラックスできるように(一緒に働きやすい人ですよ~と見せるため)、自然に、普通の笑顔で少しポジティブな雰囲気を出すことを意識しました。緊張は意識してほとんどゼロにできました。

 

ただでさえ失業率が高いフランスで外国人として、全然仕事が見つからない、ともどかしい思いをしている方も多いと思います。

そこで、2年間就活に失敗してきた私が、思う大事なポイントをまとめると

ポイント

  • 就職形態のハードルを下げてみる→経験が出来てからもっと良い条件の仕事を探す
  • 直接就職を狙わず、フォーマシオンなどから(お金をもらいながら)始めてみる
  • 求人への応募では、印象に残るCVとLettre de motivation。
  • 面接では自然体で、自然な笑顔で、後で一緒に働きたくなるような印象を与える。

 

シビアすぎて諦めそうになることもあるかと思いますが、どんな道から行ってもしがみついて行けばなんとかなるかもしれません!少しでも参考になれば、幸いです。

-フランス仕事
-

Copyright© マーモット日和 , 2021 All Rights Reserved.