こんにちは!マーモットです。
フランス人が会話で使う便利なフランス語ネイティブの表現を紹介します!
今回紹介するのはどれもフランス人は頻用するけどなぜか参考書でも学校でも習わないもので、これを理解すると会話の理解力が上がります。
(この記事を読み終えたあとに会話で聞こえたときに「これのことだ!」と分かりやすいようにカタカナでも表記しています。)
では行きましょう!
mine de rien
mine de rien(ミヌドゥリヤン)は、見かけとは違う事、想像していなかった結果になったときに言う表現。

mine de rienは、「それにしても」という感じに訳せます。文中のquand mêmeも「それにしても」と訳せます。
quand mêmeも頻繁に使われる表現で、「それにしても」と前後で反対のことを言うのがもともとの使い方ですが、フランス人は、あまり深く考えず使う傾向があります。
例えば、「C'est bon quand même (それにしてもこれ美味しいね)」
à un moment donné
à un moment donné(アアンモモンドネ)もネイティブ頻発の表現です。
過去で「ある時」と未来で「いつか」と、不特定のときを示します。"un jour"と同じような用法です。
過去の例

未来の例

*faire un burnout:→燃え尽き症候群になる
quoique
quoique(コワク)。これは、あることを言った後に少し考えて「あ、でも!」と今までと反対の考えを思いついたときに言う表現です。

*en promo→「安売りになっている」promoはpromotionの略。
sauf que
sauf que(ソーフク)はポジティブなことを言った後にネガティブな点を言うときに使う接続の言葉で、「ただ」と訳せます。

sauf si
sauf que と似ていますが、sauf si(ソーフシ)は「~でなければ」の意味。

Il(ça)n'empêche que, n'empêche que, n'empêche
il(ça)n'empêche que, n'empêche que, n'empêche(ノンペッシュ)は全て同じ意味で、「それでも~であるのには変わりない」という意味。il(ça)n'empêche queとn'empêche queは後ろに説を続けますが、n'empêcheは間投詞です。
説を続けるバージョン

間投詞バージョン

Comme quoi
comme quoi(コムコワ)は、「~という内容の」と、前の文からうけて「~という証拠だ」という二つの意味。と言っても分かりにくいので例を見てみましょう!
「という内容の」

「~という証拠だ」

quitte à
quitte à(キットゥア)は、動詞の原形(不定詞)を続けて「~することになってもいいから」と、選択によって起こるかもしれないネガティブな事を考慮に入れて言う表現。

今回は以上です!どれも本当に頻出表現なので覚えておくとフランス人の会話理解に便利ですし、使えるようになると自然なフランス語に一歩近づきますよ!
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