フランス妊娠出産

【実体験】フランスミレーナ(避妊リング)のつけ方、副作用、効果は?

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最近日本でもどんどん話題になっている避妊リング(IUS)、ミレーナ。

避妊率が99,8%と高い避妊率で、一度装着したら5年間効果が持続、ピルのような飲み忘れなどの心配もない安心感のある避妊法。

今回はミレーナについて、フランスで実際に装着してみた体験から、以下のことを紹介していきたいと思います。

・ミレーナの費用は?
・ミレーナ避妊効果は?
・ミレーナ装着までの流れ・装着時の痛みは?
・ミレーナの快適さは?不正出血や生理痛などの副作用は?

他に、フランスで試した避妊法、子宮内避妊器具(銅付加IUD)についても徹底解説しています。

フランス子宮内避妊器具の種類、つけ方、副作用、効果は?Stérilet au cuivre(銅付加IUD)の詳細

避妊リング(IUS)、ミレーナ(フランス語stérilet hormonal)の費用

ミレーナの値段は101,13€~111,87€ですが、65%セキュから返金されるので、実質約36€が自腹となります。

mutuelleに加入している方は、そこからも返金され無料になる可能性があります。

筆者の場合はmutuelleも適用で、何も払わずにミレーナをもらいました。

また装着やその後の健診などの診察はセキュから返金されるので実質無料。

オール無料でできました!

ミレーナ避妊効果は?

避妊率が99,8%と高い避妊率であることを冒頭で書きました。

実は以前子宮内避妊器具の銅付加IUDを使った際、避妊率約99%にも関わらず妊娠してしまったのですが、これは装置からホルモンが出ていないため、子宮内で少しずれた瞬間に避妊効果が減るからなのだそう。装着後の位置確認検診も受けていたのですが、検診後にずれる可能性もあり、リスクが少なくはない、ということです。

しかし、ミレーナの場合は、ずれてもホルモンを放出し続けてくれるので妊娠のリスクがほぼないわけです!

そんなわけで、より確実な避妊方法を望む方にミレーナは最適です!

ミレーナ装着までの流れ

医者か助産師さんにミレーナの処方箋を出してもらう

かかりつけ医(medecin traitant/généraliste) か、婦人科医(gynécologue)か、助産師(sage femme)と予約を取ります。まだかかりつけ医を登録していない人は、近所の一般医と予約をとれば大丈夫です。(取り出しも同じ)

ミレーナを装着したいことを伝え、処方箋を出してもらいます。一般的に装着後のための痛め止めも処方してもらいます。

処方箋を持って薬局へ

薬局へ行き、処方箋を出してミレーナをもらいます。

装着の予約を取る

装着は生理の後半(4日目くらい)にします。

予約日にミレーナを持って装着してもらいに行く

予約日が来たら、ミレーナをもって装着してもらいに行きましょう。

装着後出血する可能性が高いのでナプキンを持っていきましょう。

筆者はあることで病院にいたので、病院で一般医に装着してもらいました。

ミレーナ装着後効果はいつ頃から?

ミレーナ装着後すぐには効果が出ないので、少なくとも1週間は他の避妊方法なしでの性交渉をしないでください。といっても念のために10日は待った方が良いです。

この点は銅付加IUDと違ってくるので注意が必要です。銅付加IUDの場合は、装着後すぐに効果があります。

ミレーナ装着時の痛みは

一般的に痛みはあまりないので怖がることはありません。

筆者の場合、装着後も痛まず、痛み止めさえ飲む必要がありませんでした。

ミレーナの副作用

良い副作用

生理がなくなる

ミレーナをつけると一般的に生理がなくなります。これは、生理の出血が多くなる子宮内避妊器具(銅付加IUD)と正反対な、ミレーナ特有のものです。

私の場合は、装着後最初の間少しの不正出血は数回あったものの、一回も生理が来ませんでした。

銅付加IUDは長引く生理と出血の多さに不快しかなかったのですが、それに比べて快適すぎてビックリです!

出血と生理痛がひどく効果もなかった子宮内避妊器具(銅付加IUD)

生理痛の軽減

生理痛もほぼなくてかなり満足です。※生理は来ないけど、本来の生理の時期?に生理痛のようなものがちょくちょくありました。しかし、銅付加IUDやピルの時に比べて痛みはだいぶ少ないです!

ミレーナのデメリット

あくまで個人的な体験ですが、おりものが増えました。

生理の出血がなくなる代わりにどろっとしたおりものが多量に出ることがありました。

でもおりものの増加は銅付加IUDでもあったし、ミレーナが特別に、というわけでもありません。

装着から2か月たった今のところ、それ以外のデメリットは見つかりません。

まとめ

ミレーナは、生理痛がひどい方、更年期障害に悩まされている方に良い、と聞くことがありますが、20代中盤の生理痛がひどくない筆者が使用してみても良かったです!

今まで使ったピルや子宮内避妊器具銅付加IUDに比べても一番快適でした!

助産師さんが言っていたのですが、どんな避妊方法でも人によって反応が違うし、人生の様々な段階のホルモン変化によって合う合わないがあるので、合うまで色々な避妊法を試してみること、体がホルモンに慣れるのにもある程度(ときには約1年など)時間がかかるので、合わないからすぐやめる、ではなく様子を見てみたりすること、が大事だそうです!

なので、特にフランスではほとんどの避妊方法が低額もしくは無料ですし、様々な避妊方法を試してみて、様子を見て、自分のその時の体に合う避妊方法を見つけていければいいのではないでしょうか。

 

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